深大寺のお茶会へ

  娘に誘われて、深大寺のお茶会に参加しました。調布では着物がらみのイベントがいろいろ行われていると聞いていましたが、参加者の経歴など後でフェイスブックで知り今更ながら、多様な活動している方々だったんだと驚いています。

  葛飾区で生まれ育ち、地元で結婚してずーっととどまっていますが、何をしても動かない民度というか無表情な関心の無さに慣れてしまっているので、高円寺に活動拠点を移した娘の伸びやかな発展を見るにつけ、環境というのは本当に大事だと痛感しています。

   新緑の深大寺で着物のお仲間の方々と「国際ソロプチミスト東京―調布ローレルチャリティー茶会」のお茶席に入りましたが、茅葺の旧庫裡の土間でのお点前は印象的で、うす暗くてよく見えないのですが,ガクアジサイの薄ピンクが浮かび上がってきれいでした。開け放した入口から見える新緑と風とお菓子のほんわかした甘さとクリーミーなお抹茶の味がさわやかで、勿論素晴らしいお道具使ってらっしゃるのですが、大人数のお席でしたし五感で感じるのがお茶なんだとだなと改めて感じました。

  外国人の方にお茶差し上げる時飲み方もお教えしますが,とらわれてしまうとかえってわからなくなってしまうかなと思うし、でも日本の方でもお茶になじんでいらっしゃらない方も多いし、いろんな形で楽しめばいいのですね。

  本堂のお席は立礼で、男性ばかりのメンバーは様々な着物に袴でりりしく、鍾馗様も飾られてましたし、クリスタルの水指に白いコペンハーゲンの水次など爽やかで、気持のよいお点前でした。お仲間の方にはお茶に詳しい方もいらして、飾ってありましたタイツリソウ(ケマンソウ)という花の名前を教えていただきました。

  みなさんいろいろな分野で活躍しながら着物を楽しんでいるので、いまだに着物や帯や着こなしを覚えてますし、ご自分と着物との一致感がすごいし参考になりました。娘が着ていた着物はいつも惜しげもなく着物下さる方からのちょっと変わった着物なのですが、いろんな方が着てましてそれぞれ違って見えます。今日は深大寺までこられてさぞ着物もうれしいのではと思ったりしています。

いい御縁をありがとうございました。