五人着付け

 スタッフに迷惑かけてしまいましたが五人予約入れてしまい、本当に戦場のような一時間半がすぎて、無事着付けヘアメイク終了、風が強い日でしたが美女五人柴又の山本亭前のお茶室前ににこやかに佇みました。

アメリカのオクラホマ、カナダトロント、カリフォルニア、そしてバミューダ諸島からのお客様です。

こうやって後から写真見るとああ綺麗だなあと思うのですが、ほんとによくぞここまでたどり着いたものだと毎回毎回薄氷を踏むような着付けです。

 最後にティーセレモニーをするのですが、茶筅通してこつんと音をたてるときが一番幸せな時です。無事終わった、一期一会のひと時が過ごせた、お茶を点てていただく、それも外国の方々全員訪問着着ている、こんな贅沢なひと時があるのかと思います。

 電車の中で、ミシェルとスペイン語で数勘定してみたり、背の高いケイシャがラテン語とギリシャ語勉強していることに驚いたり、一番かわいいベトナム出身の奥様が柴又帝釈天のすべてのお賽銭箱に喜捨して深々と拝んでいる姿にびっくりしたり、赤い着物のクリスティーがバミューダ諸島で会計士として働いていると聞いてもどこにあるかわからなかったり、世界はいかに広いかをつくづく思い知らされます。

 信心深いベトナムの奥様に帝釈天について質問され答えられず、反省してます。仏教用語をマスターしなければいけません・