Spirited  Away 千と千尋の神隠し

 カナダからのゲストMichael は190㎝103キロの偉丈夫、でも何とかいつもの紬のアンサンブルを着せることができました。付き添いのステファンは内気でスポーツもせず趣味もないというオタクっぽい男の子なので、おばさん魂に火がついておまけでデニム着物着せ素足に下駄履かせて連れ出したら、参道のギャラリーに評判がいいこと、随分声かけられました。うちで茶道体験もし、意外と日本文化が好きなんだなと思っていたら、帰りがけ飾ってある「千と千尋の神隠し」のフィギュア見て「spirited away!]と英語のタイトル言ったのには驚きました。外国人はみんな宮崎アニメが好きです。神々が集まる不思議な世界へ迷い込んでしまった女の子、千尋。私もこの映画が大好きで、最近柴又の参道の料理屋の提灯に明かりが灯る夕方の風景はこの映画の背景によく似ていると感じています。懐かしい、記憶のどこかにしまわれている風景、感覚、それを外国の男の子も同じように感じているとしたらすごいことです。

共有することが出来るのは、言語ではなくて感覚なのでしょうか。皆さんのレヴューを拝見していると、この地域のみんなに声かけられたりする雰囲気や温かさに心打たれるというのが多い気がします。柴又はひょっとして神々が集まる不思議な世界なのかもしれません。