妙にいとおしくて

激しい雨が降ったり、暑い夏日になったり、来るはずのゲストがクルミのお菓子食べてアレルギーになりキャンセルになったり、目まぐるしい展開が続きます。その中でひたすら私が考えているのは、どの着物がゲストに適切か、天気、気温、そしてなるべく頂いた着物をその方の目の前でゲストに着てほしいという事です。団子やさんのおかみのお母さんが娘に縫った昔の着物をいただいて、雨の日に台湾から来たお母さんに着せたら綺麗で、みんなとても喜んでいたこと、メキシコのゲストの子供がお腹すいてコンビニ探してたらアドバイス下さった仏具屋の女性、あたふたしている私を柴又の方々はそっと支えてくれます。本当にありがたい、そしていろんなことが現在進行形で動いています。

エアビーの会社はこちらの状況察して、スランプになりそうな時期に適切なアドヴァイスや高いレベルのサジェストをしてくれる、すごいなあと思います。同類に見守られているならもう少し頑張ってみます。

最近外国から来る男の子たちが妙にいとおしくて、かってに着物着せてかまって遊んで、おばさんだなあとおもいながら、この子たちは国へ帰っていろいろな分野で仕事したり恋したり歌ったりするんだろうけど、ほんのひと時、日本の片田舎で着物着て歩いたこと、記憶の片隅に残るのでしょうか。

写真の左の彼氏はフランスのロックシンガーで、隣の彼女は多分年上のロシアの美女の奥様。お茶をたててもらったら上手にたてそのまま飲んでしまったけど、お茶のセンスのある男の子で、そういえばカナダのミシェルもスティーブもお茶がすきでした。なかなか外国人がきちんと着物着てお茶体験するところもないから、何かのきっかけになったらいいかなと思います。