Gil

 イスラエルのギルと久しぶりに柴又で会いました。ギルは私にとってキーパーソンで、いつも転換期に重要なサジェスチョンを与えてくれています。このひと月、エアビーの体験のやり方のことで悩みに悩んでいました。パートナーの健太さんに大切なのはゲストの信頼を損なわないことだといわれ、初心に帰って外国人が柴又訪れた時どんなことを思うのか、どういう案内をしていけばいいのかギルにアドバイスをもらうため来てもらったのです。

 相変わらずマイペースなギルは、自分の興味や関心のあるもの、感性にマッチするものにしっかり向かい合っていました。ゲストとしてみたらとてもやりやすいタイプです。帝釈天の中の庭や彫刻にも興味をもつし、今回はずいぶんしゃべってくれました。

 彼は日本語を習いたいとオンラインで勉強していますが、しゃべるのは得意ではないみたい、多分頭のいい人だから間違えるのが嫌なのだろうと思います。私は間違えまくりながらしゃべるのができるようになりました。自慢することではないのですが、それよりも伝えたいことがあるので、めちゃくちゃでもしゃべります。日本の文化、柴又の人の想い、仏教の彫刻、ブッダ、着物、まず日本に関する知識がなければどうしようもないのですが、素直に日本に関心を持つギル見てて、外国人のこういう心を大切に受け止めてすこしでも思いを深める手助けができるようにしていければと思います。いつも助けてもらっている主人やパートナーの健太さんにもきてもらい、柴又を回りました。楽しかったです。心機一転、新しい気持ちで、ゲストに向き合っていきます。