おとこまえ

 20年前神戸で英語教師をしていたというハワイからのゲストのママは、日本語少ししゃべっていましたが、柴又の参道のお店のご主人に「おとこまえですね」といったのには笑ってしまいました。

昨日は、アクシデントがあった後のゲストだったので少々気が重かったのですが、インドネシアのオリジンでアメリカで暮らしている姉弟とユタ州のソルトレイクから来たアメリカ人の旦那さんとベトナムのオリジンのモデルみたいな奥さんで、希望に沿って、浴衣で柴又行きました。

 暑い暑い日々なので気分悪くならないか心配なのですが、昨日京都からかえってきた姉弟は京都の方が暑いし、どこのお寺も混んでいたから、この閑散とした帝釈天の静けさが気に入ったようで、写真も沢山撮っていました。

最近アメリカ人の夫とアジア人の妻というカップルが多く、どうしてなんだろうと思っていますが、アジア人の方がミステリアスで魅力があるのでしょうか。今回のアメリカ人の旦那さんはおとこまえで、電車の中で野球の話したり、(人気なのは大谷でなく、イチローですが)ヤクルトスワローズのファンはなぜ傘を持って応援するのか聞かれたり、楽しかったです。

 ティーセレモニーの時間を長くとって、ひとりずつ簡単にお点前してもらいますが、手を添えてやり方説明していて、インドネシアの兄ちゃんはどくろの指輪たくさんしてるし、ヒップホップすきな金髪なのですが、だんだん気を許してなついてくるし、おとこまえの旦那さんは几帳面でお点前が上手、感心してしまいます。

最後の着物プレゼントの時、男物が少ないのでどうしようかと思っていたのですが、真剣に着物選んで道中着のような変わったのを羽織ったらとてもよく似合い、日本人には着こなせないようなものをアレンジして着てしまうので、着物の新しい行く末なのかなと思ったりしています。

ゲストも私も柴又も着物も、みんなが楽しく過ごせることが理想なのでしょう。油断するとまたアクシデントが起こります。重々気を付けて、行動いたします。

 帝釈様に遊びに来ていたロックシンガーと一緒に写真を撮ったら、彼らのことをゲストは知ってました!知らないのは私だけかしら・・