Graves of the Fire flies 火垂るの墓

 今日はオリジンがフィリピンでシンガポールにイギリス人の夫と住む六カ月の妊婦さんと、彼女の姪でロンドンに住む20歳、17歳、13歳の三姉妹がゲストでした。よく食べ、よくしゃべり、よく笑う明るい人達でしたが、全員髪が長くて太くて硬い、四人のヘアまとめるのに四苦八苦しました。育ちが良いからか、誉めじょうずでかろうじて作ったアップスタイルを気にいってくれ、写真撮りまくり、お茶道具も好きに使っていました。

 帝釈様の帰り、駅前の駄菓子やさんによって買い物していたら、末っ子の女の子が四角いドロップの缶を見て興奮しているので何かと見たら、何とジブリ映画火垂るの墓で主人公の節子がいつも持っていたもので、彼女の姿が描かれていました。

とにかくほとんどのゲストがジブリがすきで、うちにあるカオナシや湯バーバやトトロの植木鉢入れに狂喜していますが、火垂るの墓も人気とは知らず、さきほどネットで調べてて、一分半泣き続けている女の子の動画見つけ、こっちももらい泣きしていました。

本当に悲しすぎて見るのがつらいこの映画、決して反戦をうたっているのではない、純粋な悲劇だとある解説にありましたが、トトロや千と千尋の神隠しと同じように外国で有名で、普通の子供たちがテレビで見て知っているのです。

 日本のアニメの力、宮崎ジブリの高い精神性、表現性、技術力というのは、日本の代表芸能のような気がしてきました。世界中の人たちが感動するもの、この前亡くなった高畠勲監督の芸術性、技術の高さは高く評価されています。

私達が目指していかなければならないもの、進んで行くべき道というものが、最近何となく見えて来た気がします。