多国籍なゲストたち

昨日のゲストの登場は波乱万丈でした

アメリカからのヤングカップルは、前日のメールでは20歳の彼女の代わりに80歳のおばあちゃんでもいいかとの問い合わせがあったのでどうなるかと思っていたら、結局カワイイ帽子かぶって彼女が来ました。マレーシアの彼氏とインドネシアとアメリカの両親を持つ彼女のこのカップルは真面目で静かで冷静、でもカメラが趣味の彼は写真を沢山撮っていました。

 同じ道案内のメールを出しても、簡単にうちまで到達するカップルと、ちゃんと読まずあっちうろうろこっちうろうろするゲストの違いは何なんでしょうねえ。

 ということであと二人主人が探しにいきましたが、タッチの差で先に華々しく到着したのはガーナ生まれ、今はイギリスに住むサミュエラ、その巨大なヘアスタイルにまず圧倒されましたが、着物の選択、帯、帯揚げ、帯締めの色の組み合わせはユニークで見事でした。アフリカ生まれのゲストは確か四人目ですが、皆さん愛くるしく楽しい方が多いのです。

 ラストにに中国のルカが到着やっと全員揃いました。ピンクが好きな彼女は京都のひで也さん制作の水色地にピンクの花が咲き乱れている浴衣を選んでくれました。

 31度というぶり返した暑さだし柴又は敬老の日で混んでいるし、先にお店に入ってアイスクリーム食べて涼み、帝釈様でもクーラーの効いているところ探して休みながらの散策でしたが、今回の四人は個性的で品のいい浴衣を着ているのでとても素敵でめだちました。ルカとサミュエラは仲良く写真を撮り合ってました。

 最近駅前の焼き鳥を食べたがるゲストが増え、焼き上がりを待ちそこで食べると結構時間かかるので、今日はそばの駄菓子屋さんでみんながお土産買っている間に四本焼いてもらいうちで食べました。朝食遅かったりでお昼食べないで来るゲストもいるので、なかなか好評でついでに買った今川焼も女性陣はしっかり食べ、着替えてから最後に茶道を簡単にいたしました。皆にお茶を点ててもらいましたが、またまた国民性の違いを痛感、ヤングカップルは真面目でほぼ忠実に私がやった通り再現してくれましたが、ガーナ生まれのサミュエラはそういうのは苦手、当たり前ですがやったことがないことはなかなかやれないです。色彩感覚や組み合わせの選び方は群を抜いていたのですが・・

さて、ルカちゃんは、はっきり言っていい加減、私の言ったことを聞いていないしさっさか違うことをして適当にお茶点ててしまいました。とても優しいし、周りにいろいろ気を使うタイプなのですが、人の話を聞く習慣はないみたいでした。

 しかし、お国によって、勿論人によって選ぶ浴衣が違うということは、おはしょりなしでつい丈で簡単に着られる浴衣にして国ごとに好まれる柄を考えたら海外に進出できるんではないかと甘い考えを起こしてしまいました。浴衣の季節終わったら、国別に好まれた浴衣のリストを作ってみます。面白いかもしれません。