電車が止まって   そしてハワイからのお客様

 昨日はなんと、京成本線が塩害による停電のため一日ストップしてしまいました。五人のお客様にもし来られないようだったら明日でもいいとメールしましたが、皆さんタクシーやバスで来てくださりちょっとびっくり。雨は降ってるし、柴又へも行けないし、どうしようと考えつつ久しぶりに袷の着物を着せました。あまりに暑い日が続いたので今日も補正のタオルも使わなかったら、細身の若い中国の女の子たちは仕上がりがあまりきれいでなく反省、彼らは男女三人小学校からの同級生、そして皆一人っ子という三人グループでしたが面白かったのは、女の子二人とも同じことをしようとすることで、同じ着物とか、同じ髪型とか(無理です!)個性があるのかないのか不明でした。でもとってもきれいな着物姿。

 秋葉原からタクシーで来てくれたのはハワイ、ホノルルからのカップルで彼氏の体重が115㌔と書いてあったのがちょっと心配でしたが大丈夫、またまた京都のひで也さんの赤紫の浴衣がぴったりでした。彼女はメールのやり取りでも日本語やハワイ語?使ったりして温かい人だなと思っていましたが、決して愛想良いタイプではないけど品格のある女性で、小さめの着物選んだから裾あわせもぎりぎりで歩くとはだけ気味でした。でも近くの神社行ってツーショットで写真沢山撮ったら、とてもステキに撮れていて着物姿が美しく、ハワイの方は初めてだったのですが民族的な品格というか落ち着きというか彼女のオーラに感心しました。

 帰りにマカデミアナッツのチョコをいただき、彼は自分の勤めているMissouri memorialの名刺を主人に渡して、私は良くわからなくて(相変わらず無知です)今調べたら戦艦ミズーリ記念館のセキュリティーをしているそうです。

この仕事していていろんな外国人と会い、取り組み、すぐ忘れるからこうやってブログに残すのですが、九月半ばに来たイギリス人の夫婦からレビューが来て(誰だっけと必死で思い出したら,村上春樹のマニアックな小説や樹木希林の「あん」という映画が好きな彼でした)京都とかもっと大々的に着物ツアーやっているがあえてこの辺鄙な東京の片隅にきて良かったとはありましたが、何とも言いようがありません。

 ただこの前のジュノンボーイ君に着てもらった浴衣たちがひっそりと喜んでいたし、久しぶりに袷用の帯沢山だして選んだ帯締めてあげたら、主人がいい帯だねえと感心していて、そうだこうやって着てもらうためにこの仕事をしているんだということ思い出しました。

今日はまたとても暑い土曜日です。柴又の参道のお店から着物のことで話があるから来てくれと電話がありました。ありがたいことです。行ってきます。