北アイルランドのママと、長身の娘たち

予約が入った時どこの国の方か見るのが楽しみなのですが、昨日のゲストの国は「イギリス、イングランド」とありました。スコットランドとなっている時もあるし、これはこの前来た新婚さんが見せてくれた結婚式の写真がスコットランド伝統の男性のスカート履いてたのだったのでわかったのですが、イングランドという地名はピンとこなかったのです。

到着した長身の次女さんは立川にいて写真の専門学校に行っているとか、なぜか日本語で北アイルランドと言いました。「ん?」アイルランド紛争?国境問題?アイリッシュダンス、ジョイス?ほんとにわからない。

ただ今までと違うのは57歳の小柄なママが恥ずかしがり屋で、着物着て電車に乗るなんてと顔を手で覆って拒否していながら、いざ綺麗なコバルトブルーの訪問着着てアップにした髪に娘さんが沢山かんざしやお花つけ、舞扇を持ったら性格が一転しポーズ取って写真撮りまくり、帝釈様へ出かけました。歩きながらここは日本、誰も私を知らないから大丈夫、恥ずかしくないと呪文のように唱え、アイルランドではガーデニンング関係の仕事をしていて樹か大好きだそうで、時々道やお寺の木に話しかけていました。よく働いていると思える節くれだった手をしているママは、着物着て変身してお寺や柴又の参道を思いっきり楽しみ、お団子もお菓子も食べず短い旅の後にはまた仕事に戻るとあっという間に帰っていきました。

長身の長女さんはlowyer弁護士で二歳の息子ちゃんが消防車が好きだと参道のおもちゃ屋さんでミニカーを買いましたが静かなタイプ、妹さんは一回り年が違うけど180㎝の長身で、私の薄黄緑の付け下げをきて、やはり静か。質実剛健なファミリーでした。娘さんたちは忙しいママのために短い日本旅行をプランニングしその中に内の体験を加えてくれたのです。本当に光栄なことです。思いっきり私とハグして、ママは北アイルランドへ帰って行きました。