女性ヘリコプターパイロット

 毎回いろいろな国からいろいろな方がいらっしゃいますが、ハワイから来た昨日の母娘のゲストは娘さんがアメリカ陸軍のヘリコプターパイロットでした。私はこういう世界には疎くてよく分からなかったのですが、自衛隊が大好きな夫はヘルメットかぶってサングラスしている写真を見せてもらい、感激して彼女に敬礼していました。

 まつ毛はエクステしていたけどちょっと乾燥した肌ですっぴんのアリーシャは、あまりファッションとかに興味がないみたいだけど美人さんで、濃紺に菊が大きく咲き乱れている私の結納の時の着物に上品な鶴の帯を締め、簡単にダウンにまとめた髪に白い花をいくつか付けたら本当にきれいでした。私と同い年のママは緑の小花模様の小紋着て、でも自分より娘の綺麗さが嬉しいようで、どこでも親心は一緒です。

 もう一組はマレーシアの職場友達の健康的な二人の女の子で、楽しそうに写真を撮りまくり、団子屋さんでは一人で二本お団子食べてました!

 ただ午後から雨が降り出し、久しぶりに色とりどりの雨コートの出番となりましたが、赤、ピンク、紫、臙脂のコート着た外国人の女性が傘さして歩く姿は風情があり、道路工事をしていたおじさんが「綺麗だねえ」と思わず声をかけてくれました。着物はなんとかカバーできますが可哀想なのは草履で、雨の中は歩くなと履物やさんのホームページに書いてあったけどそんな訳に行かず、だんだん水分含んで重くなるのをみんな頑張って歩いてくれました。雨の帝釈様のお寺のお庭や彫刻を見てとても喜んでくれて、ゆっくり写真を撮り彫刻の話していたら、ママが突然自分はフィリピンとポルトガルのハーフだといいだし、娘さんは「レバノン」といって、ということは離婚した旦那さんがレバノンなのでしょう。いろいろあって娘さんは陸軍のパイロットの道を選んだんでしょうが、すごいなあと思います。

 帰り際ママと熱いハグしていたら、ポケットからハワイのキーホルダー出して、そっと渡してくれました。マレーシアの女の子たちは私や主人と一緒に写真撮り、元気よくかえっていきました。雨で大変でしたが、今日は私そんなに疲れなかったのはなぜかしら。

 さあ、これから重くなった草履たちを何とか乾かしましょう。