新しい年のはじめに

明けましておめでとうございます。

暮れから新年にかけての時間の経過はものすごく早く、あっという間に三日となってしまいました。

12月29日、五人のお客様がいらして、助っ人のはなちゃんとこころちゃんと年末最後の仕事をしました。ペルーでツアーコンダクターしている一人旅のアントニオに袴はかせてかっこよくなったのはいいのですが、参道歩いてて中にはいていたズボンとパンツが下がってきて、「Ikuyo!」と訴えかけるからなじみの仏具屋さんの倉庫で直させてもらったり、「あれはなに?」とおせんべいに興味持つゲストのためにお店で一袋買ってみんなで食べたり、はなちゃんやこころちゃんがいるとゲストがたくさんいても時々任せられるし、いつもとは違う雰囲気になって私はとても楽でしたが、アニメやポップスの話に強い二人はそのうち私の知らない名前やタイトルを次々と繰り出し、ゲストとコミュニケーション取りまくり、60歳過ぎたおばさん(私)はただ唖然としていました。

 これまでたくさんの方に手伝っていただき感謝しておりますが、六回手伝ってくれたこの15歳のはなちゃんは成長が著しく、ゲストの英語が理解できないと嘆きつつ会話をつなぎコミュニケーションをしっかりとっているし、今回はヘアメイクも頼んだけれど臆することなく自分のできるヘアスタイルを作ってくれていました。なんとなく聞いているととても上品で成熟した英語を話して、日本の中だけにとどまらず、どこへ行ってもすっと馴染んで自分の存在を主張できるタイプだし、なによりも外国のゲストたちに感じがよく似ています。

 今度また手伝いに来てくれるというので、若い子の好きな音楽やアニメやゲームを楽しんでいる感覚が何よりもゲストが欲しているものだから、しっかり遊んでおいてねというのが私の彼女へのリクエストです。

 ちなみに今回私がゲストに話しかけられた内容は、着物着てるときどうやってトイレ行くかということで、一度脱いでいいよといったら、なんと日本語で「我慢します」と答えてきました。絶句です。