株が下がっていて、主人は厳しい日々を送っていますが、少し前の日経ヴェリタスに出ていた、逆境でも跳ぶという見出しの言葉に心が惹かれました。昨日お彼岸前のお墓掃除に行き、綺麗にして最後お参りしたとき、どうあってほしいという願い事は私たち二人なにも出てきませんでした。世間並みのことは何一つしていないし、子供たちにどうあってほしいという事も望まないし望めない。親が変わっていると子供たちにも苦労かけていると思うし申し訳ないけれど仕方ありません。いろいろ切羽詰まって最下層で蠢いているのですが、なぜか心が平安なのです。じっとこの時期を耐え、何も考えず何も思わず、ただ進んでいけば大丈夫という感覚、そして逆境でも跳ぶのです。
昨日からヒンズー教についてずっと調べていて、
心 が変われば 態度が変わる。 If the mind changes, the attitude
changes.
態度 が変われば 行動 が変わる。If the attitude changes, the behavior changes.
行動 が変われば 習慣 が変わる。If the behavior changes, the habit changes.
習慣 が変われば 人格 が変わる。If the habit changes, the personality changes.
人格 が変われば 運命 が変わる。If your personality changes, your destiny changes.
運命 が変われば 人生 が変わる。Life changes if destiny changes.
というのが教えにあるというのにちょっとびっくりしました。今どきのどうやって生きるかの教授本に書いてあることみたいで、カイゼンとかコンサルティングとかで使えそうな内容なのです。物事に対してのその人独自の基本的スタンス（態度）によって、ライフポジションが変わるので、これまでの積み重ねが今の人生を作っているように、これからの人生はこれから何を積みかさねていくかにかかっているのだそうです。
あなたはクリスチャンか？仏教徒か？何も信じていないかなんて言う話をよくゲストとしてきましたが、世界の主な宗教が説いているのは
自分を見つめ自分で決断すること、自分の中にスピリチュアルなコアを見つけることだということ。ぐるっと回って元に戻ってきた気がします。体の中にしっかりした軸があれば、何に対してもどんなことが起きても自分らしく生きていけるのでしょう。足場さえしっかりしていれば、跳べる、逆境でも跳べるのでした。
昨日インドとイタリアのカップルは、お友達（インド人と日本人）の結婚式に出席したのですが、その時の写真と自分たちの結婚式の写真を送ってくれました。彼女の両親の結婚式の洋服の洒落て素敵なこと、勿論彼らも素晴らしいし、昨日結婚式に参列するのに着た彼女の濃いピンクのイタリアンドレスも素敵でした。イタリアの文化、そしてインドでの結婚式の衣装もインド文化そのものでゴージャス、そういうものを着こなし自分のものとできる力を持った彼らは、これから何があってもしっかり生きていけるのでしょう。控えめで礼儀正しくて頭良くてアクティブなこのカップル、印象的でした。