午年

 帝釈様には十二支の動物の彫刻があり、そこでいつもあなたのBirth animalは?とゲストに聞くのですが、ダブルヘッダーの午後に来たシンガポールの女性は「うま年」「ふたご座」そして身長と足のサイズも一緒で、アクティブに動き回るところが私たちそっくりでした。コマンダーの旦那さまは今イラクに行っているとのこと、シンガポールのIT企業で働く彼女はストレスが多く(息を抜く暇がない)日本と台湾旅行でリラックスしたいそうで、私は光沢のある黄色の訪問着を着た綺麗な彼女の写真を撮りまくりました。背中に日本の漢字のtattooいれたご主人は侍が大好きで、ポルトガルがオリジンのイケメン、ハネムーンはイタリアとドイツだったとか、私たちのハネムーンはシンガポールとバリ島だったと言ったら、シンガポールにハネムーンに行く人なんていないと笑われてしまいました。

 良くも悪くも最近は考えないでしゃべれるようになってきたので、割と一人のゲストでも大丈夫になりましたが、雨上がりでちょっと寒かったので早めに帰り、佃煮とべったら漬けで日本酒で乾杯しました。主人にこのうちはいくらかと聞いたり、時々突拍子もない質問しながら盃二杯のみ明るく帰って行きましたが、柴又で電車に乗り遅れまいと率先して着物で全力疾走した彼女と私はやっぱりじゃじゃ馬だなあと後でおかしくなりました。シンガポールの企業で働くのはハードだと主人に聞き、本当に様々な国にはいろいろな事情があるものだと痛感させられました。しかしダブルヘッダーは頭の切り替えが難しい、いろんなことがごっちゃになってきます。二回柴又散策したので、夜中に足がつりました。疲れた・・