状況を変えるということ

 昨日はエアビーの体験ホスト仲間で、近くで同じように着物体験をしているYASUNOさんのところへ行ってきました。うちと同じく駅から近いし閑静な住宅街の自宅で民泊もやっているそうですが、息子と同い年の細いたおやかな妖精のような彼女と四時間くらい一緒にいて、あとでわが家にも来ていただき、今いろいろな方からいただいている着物や草履、下駄を持って行っていただきました。足のサイズ22,5という可愛らしいYASUNOさんのゲストはやはり可愛い方が多いようで、彼女の雰囲気に合った着物を何枚も羽織って試している時、ゲストに選んでもらっているときのような感覚になり、古い時代がかった総模様の訪問着を着ていただきながら、Yasuno さんが日本人ではないように見えてしまいました。着物を着てくださる方がいらっしゃるということは、本当にうれしいのです。

 去年はエアビーは体験のクーポン券を出していたので、皆さんたくさんのゲストがいらしたといっていましたが、今年は来ていないようで、それでいて体験がかなり増えているし同じようなジャンルのものも多いので、個々人の状況はかなり厳しく、このままゲスト来ない可能性も考えると、有効活用してもらいたいとたくさん持ってきていただく着物は、使って下さる方に差し上げたほうがよいと思っています。

 

 着物を持ってきてくださったり、差し上げたり、お貸ししたりしてそちら関係のお客様がこのところ毎日いらして、それもとても楽しく、ふと日本人が着物を着るという原点を考えたほうがいいのかなとも思っています。衣替えで着物をチェンジしていたら、紬とか一つ紋の色無地とかたくさん入った風呂敷包み出てきてさあどうしようと考えています。男物に仕立て直そうかしら。六月に更紗染の職人さんが着物着て都庁とアメリカ大使館へ行きたいと申し込んできたのですが、私も同行してほしいとのこと、面白いケースですので、良いものをお着せしたいものです。