台風のような

 先週の土曜日、予約もなくメールだけで成田空港から大量の荷物とともにやってきた、カリフォルニアに住むオリジンがフィリピンの五人家族は、台風のように現れ迷走しつつ今日の夜七時の飛行機で帰って行きました。暇だし突然でもちゃんと対応はできるのですが、成田から来る時に送られてきたメールにパパの体重が168㌔とあり、絶句、お相撲さんの浴衣を作って下さるという方にすぐ問い合わせたらまだ反物だとのこと、それはそうです、話が急すぎました。結局パパは浴衣着るのあきらめてもらい、ママと17歳の息子君、あと8歳の男の子、7歳の女の子に浴衣を着せて、帝釈様へ行ったものの、下二人の駆け回り方が物凄く、かつネイティブスピーキングで何を言っているのか聞き取れず、上のお兄ちゃんに通訳してもらう始末、でも下駄が気に入ってずっと履いているし、途中で町会の福引があり女の子に引いてもらったら2000円の商品券当てるし、まあまあ忙しい一日でした。頭をちょんまげ風に結って「男はつらいよ」と染め抜かれた寅さんの浴衣を着た17歳のお兄ちゃんは妙に人懐っこくて話しかけてくるけどよくわからず、でも5日間の日本旅行は子供たちのリクエストの様で、何とか楽しんでもらいたいと頑張りました。ママは36歳、同い年のパパとは18歳で結婚して息子君が生まれ、今は民泊とかいろいろやっているようで、考えてみたらママはうちの長女と同い年、こういう孫を持っていてもおかしくないのです。家族抱えての東京観光、何とか皆を楽しませようとうちの体験を選んでくれたのでしょう、その苦労がわかるので、祖母感覚でいろいろやってみたけれど果たしてどうだったでしょうか。

これからは、とびこみOKの看板も掲げましょう。そしてお相撲さんの体重でもOKです。