介護福祉士

 母の調子が少し良くて、今日は夕食も食べるとのこと、でも夜は看護師さんの手も足りないので、私が食事介助しました。十年位前小岩の介護施設で十日間介護実習したときのこと思い出しましたが、私は食べさせるのとコミュニケーションは好きで、すぐにでも働けますと言われたものの、勝手にベットに寝かせたとか言われないことをやったとか若いスタッフに注意され、最終的に評価は低いものになりました。人間関係は難しいし、仕事はきつかったけど、そこにしか居場所がなくてエプロンつけて食事をただ口に入れられている入居者の姿見ていると、家族はやっと入居させられたとほっとしているのでしょうが、何とも言えない気持ちになりました。

 あれから随分月日がたち、施設も様々なものができて、特に母が8年ほどお世話になっているグループホームはとてもよくしてくださり、今回も早く戻ってきてくださいと温かいメッセージを届けてくださいます。

 久しぶりに食事介助して、母が全部食べてくれ、今夜何事もなければよいなと思っていますが、帰り道もそして今も心が弾んでいるのに自分ながら驚いています。九月後半全く予約なくて鬱々としてましたが、そうです介護福祉士の仕事もできるのだと気が付き、勿論いろいろ大変なのはわかっていますが、やっぱり人のために考えて尽くすのは嬉しいです。人間働かなきゃいけません。母が今日よく食べたからと言って明日の具合はわからず、油断も安心もできませんが、必死で勉強して国家試験受けて実技試験して、実習で絞られた経験(50代でした)は貴重です。できる時できることをさせてくれた方々に感謝しております。