あらしの後で

 あらしはあっという間に過ぎて行ったけれど、被害の爪痕の大きさにただただびっくりしています。ここ高砂でも200人以上の方々が小学校や地区センターに避難したとのこと、リアルタイムで今避難していますとのツイッターあったり、大丈夫ですかと問い合わせいただいた方の地方をあとで台風が通過していたり、どこがどう災害を受けるのか見当がつきません。柴又のお団子屋さんの女将のブログ見たら江戸川の河原も一面水浸しで、夫曰くあとで区が薬品撒いて消毒しなきゃいけないといっていましたが、なんといっていいものか、もっとひどい被害を受けたところもたくさんあります。無差別攻撃のようです。

 朝ポルトガルを一周する旅番組見ていて、大きな河が流れているけれど流れは緩やかで、洪水は起こらないのかしら思いながら、土でできた人形作りが伝統産業の街で働く女性が、貧しくておもちゃも買えないので自分で土をこねて人形作って遊んでいたけれど、それが今産業となって、家族全員でいろいろな人形を作って売っているとのこと、特に大きなかごに鶏を入れて頭に載せて売りながら生計を立てていた頃の人形もありました。鶏は幸せの象徴で、カラフルな人形もたくさんあり、なんとなく嬉しくなります。愛情があふれた人形たちでした。

 台風の影響でドイツからのカップルが日本に来られないでキャンセル、なので今日はアメリカから来る20歳の女の子一人です。天気も良くないけど祝日だから、柴又は混んでいるかしら。どういう風に体験を組み立てていきましょうか。明後日は母が退院するし、次の施設探しもしなければなりません。見たことのない風景をこれから見ていくような気がしています。