仕事納め

 仕事納めの28日のゲストは男性3人、女性4人の大所帯、着付けのヘルプを頼み、お茶の先輩にも来ていただき準備していましたが、久しぶりに本当に大変でした。男性陣が皆大きくて、袴を穿いてもらったりデニム着物にハット被ってエルメスの黒い大判のショールをマントのように羽織ってもらったりして、何とか格好がつきました。女性陣は別珍のコートにミンクのショール羽織って「銀座マダム」の出来上がり、本当に目立つ方々で、私はカークダグラス?に似たおじさまが気になってちょっと短めの袴が少しでもかっこよく見えるようにしていたら、質問好きの彼が羽織の紐の房の意味を聞いてきて、着付けのヘルプの方がすらっと「男性自身」と答えて、私と夫はびっくりして絶句していました。夫に英語で答えてもらいましたが、そういわれてみればそうなのか・・この日は珍道中で、参道の薬局に避妊具の自動販売機があってそれを写メしたブルーの着物の彼女にこれは何と聞かれたり、なぜか色っぽい雰囲気になってしまいました。お寺の庭園は閉まっていて彫刻ゾーンだけ行ったのですが、お髭で山岳ガイドをしている彼が深く考え込みながら写真を撮り、質問好きの彼らと結構深い話していたら一人で来ていたカナダの男性が静かに聞いてくれたり、阿吽の話していたら日本人の女性がずっと聞いていたりして、そうなると内容も英語も合っているか心配だけどもう突っ走るしかありません。

 後で来たレビューに、山岳ガイドの彼が同じガイドとして私の情熱的な説明を認めて理解してくれたとあり、何というか感無量でした。なりふり構わず必死で考えて言っているのですが、やっぱり日本人より外国人の方が理解してくれている気がします。バスケが好きで八村塁君をよく知っているデニム着物の彼は、お父さんがイタリア人お母さんはアイルランド人とか、アメリカ人とはどうも違います。アメリカ人のグループというよりヨーロッパのグループの様で、三船敏郎が好きとか、カラオケで歌うのはYMCAだとかまあまあ私は翻弄されっぱなしでした。

 最後別れる時みんなと思いっきりハグしましたが、今日は男性が3人もいて幸せでした。あとシンガポールのグループもいて、てんやわんやの1日で、口もきけないほど疲れましたが、みんなのこと心から好きだなあと心から思っています。助っ人の方々、そしていつもながら夫に感謝しております。