オーストラリア

 今日のゲストはオーストラリアの24歳の女の子で、プロフィールは彼氏と一緒の写真だったけれど今回は一人旅の様で、雨は結構降っているし寒いし今日のゲストは一人だし、体験をどう組み立てていけるか考えていました。オーストラリア人の英語は聞き取れなくて、これまでもずいぶん苦労してきましたが、今回もそうでケイトの英語は早いし語尾を濁すし矢継ぎ早だし、肝心なことがまずわからず、困りました。

 今日はわたし一人?とまず聞かれ、ゲストがたくさんで賑やかなほうがいいのかなと思いながらいろいろ話を聞いていたら、なんと前日サムライ体験をしたそうで、袴はいて真剣に刀を振りかざす写メ見せてもらい、うちとやることが被るかしらとふと心配になりました。

 ヒップが豊かなのでやはり黒の振袖がベスト、髪の毛は柔らかいウェーブで肩まであるのでダウンスタイルにして真っ赤な口紅を付けたらゴージャスな別嬪さんの出来上がり。(外でおばあちゃんたちにべっぴんさん!と声をかけられました)静かな帝釈様でたくさん写真を撮り9月に結婚するというので彼氏の話聞いたり、指輪見せてもらったりお団子食べたりしてうちに帰りました。着物と帯をプレゼントし、お茶が好きというので結婚祝いに山の模様の茶碗と抹茶少しと茶筅上げたらとても喜び、彼女の顔が来たときと全く違ってきたのにちょっとびっくりしました。帰り際は私のエネルギーが切れてしまうので夫に会話を任せるのですが、違った話題を男性(おじいさんですが)と話すと心がほぐれるようで、柔らかい温かい優しい表情で何回もハグしてくれて帰って行くケイトを見ていて、一期一会の出会いにしても、見ている方向が同じであれば、そこに神や愛があれば、多少時間がかかってても心を通じ合わせることができるのだと改めて実感しました。このところなぜか忙しいのです。一つ一つ、大事にしていきましょう。