シェーンとおばあちゃん  

 一月半ばにガールフレンドと着物体験に来て、その後アメリカに帰ったシェーンが、おばあちゃんへのプレゼントに渡した赤い道行着を届けてくれて、その写真をたくさん送ってくれました。(8枚も!)刻々ととらえた小柄なおばあちゃんの嬉しそうな表情は動画の様で、日本までは到底来られないおばあちゃんが着物文化をひととき味わってくれたことを有難いと思うとともに、前に来た2メートルのドイツのポールもそうでしたが、シェーンが私たちになついてくれてる感がほほえましくて、主人も私もこの写真見て笑ってしまいました。

 なんとなくボーっとしたタイプですが、特技のアイスホッケーしている時はさぞ精悍なプレーをしているのだろうし、もしそれを見る機会があれば私も「うちのショーン、がんばれ」的な感覚になりそうです。

 ヨーロッパ系のゲストは気に入ったものがないと、次に来るゲストにその権利をあげてとカッコよく去っていきますが、たいていのゲストは着物の質感や模様、色を喜んでくれ、時々掘り出し物の総絞りの羽織を見つけもって行くラッキーな女性もいます。本当にたくさんの方に色々なものを頂き、そうするとそれにふさわしいゲストが現れて、母国へ持って行ってくれます。着物たちの最後のお仕事。皆さんに喜んでいただき、嬉しい限りです。