魔除けの節句

 今日は三月三日で桃の節句、女の子のための可愛いお祭りというイメージを今まで持っていましたが、今年はこういう事態でどう考えたらいいのかと思っていたら、きちんとその訳がわかりました。ひな祭りの本質は汚れを払う魔除けのイベント、桃は神にとっての魔除けの果物で邪悪なものを祓う霊力が内側に秘められている、そして汚れを払う浄化の女神、瀬織津姫の封印が今年解かれたのでパワフルな浄化のエネルギーが地上に降り注ぐとか、大きな力が働いて、運命のシナリオが勢いよく回りだすというのです。「運命に抗うよりその流れに乗ろう」「時を味方につけてその変容を楽しもう」「動き出したパワーと上手に付き合おう」

 三月三日の波動が運命を変えるほどの影響力を持つ、世界が浄化され、真実が目覚めるこの時に、リアルタイムでいることは私にとってはありがたいのです。まだ体が動く、まだ考えられる。

 今日は天気がいいので、久しぶりに着物ボディに紺の色無地を着せ、富山から頂いた梅の花が咲き乱れる珍しい帯を締めました。小さいし汚れもあるので、どなたかに着せるのは無理です。でしたらボディに着せて、お外に出して、日の光をたくさん浴びてもらいましょう。主人がみんなが見ていくから玄関の中に入れたらというのですが、午前中だけでもみんなに見てもらいます。あんなに物語っているのですから。これが私がたくさんいただいている着物たちのお節句なのかもしれません。着物 達の魂も封印を解かれ、天女のように羽ばたいています。