お盆   Bon festival

 7月13日はお盆の入りで、夕方お迎え火を焚き、仏壇を清め花やほうずき、果物、お菓子、そうめん、枝豆を供えて、ご先祖様をお迎えしました。いつもは5つ出していた提灯を、今年は未開封だったものも開けて全部で8つ出して、夜電気を入れたら華々しい灯りになりました。それぞれの提灯の模様も繊細できれいで、まるで着物の柄のようです。

 お盆は伝統的な農耕儀礼や祖先のお祀りの習慣などが融合して、今の形態へと発展しましたが、神道の要素もあり先祖供養の儀式もありと、様々な面が見られます。26歳で結婚してから40年間、毎年お迎え火焚いてきたのだと思うと感無量ですが、今年は義母が認知症で施設通いしていることもあって、全ての提灯を出せたし、この前来たゲストには仏壇拝んでもらったし、日本文化や祖先の魂に関心持ってくださってありがたい限りです。コロナ終息が全く見えない今、盆踊りも花火もできなくて、浴衣を着るということもはばかられそうですが、この前来たドイツの女の子が神話が面白いとか、弓矢を持ちたいとか、いろいろ関心なことに興味を寄せてくれることに答えていくと、自然に日本について考えを深めていくことに気が付いています。

 明日は送り火で、終わると片付けてしまう提灯一つ一つの話を聞いておきましょう。