めぐり逢い  The Encounter 

 七五三の予約にいらしたヤングママが、着付けを習いたいというので、毎週火曜日に来てもらうことにして、昨日が第一回目でした。これまで七五三の着付けもずいぶんしてきましたが、コロナ後はいろいろ状況も変化しているし、できることも限られてきていることもあり、すんなり着付けを習いたいという状況になったのでしょうか。それにしてもショートカットでくりくりした目の、鬼滅の刃ファンのヤンママは好奇心旺盛で、もしやと思い血液型聞いたらB型!突拍子もない波長がそっくりでした。

 着たいものがはっきりしているし、センスが面白く洒落ているので、私がとても刺激されるし、エアビーのゲストが来なくなってから頂いた着物がまたまたたくさんあるので、着たいものを選んでもらいながらどのように教えていったらいいか考えていましたが、感覚として日本人でなく、外国人のゲストに着物を楽しんでもらいというコンセプトが一番いい気がしています。あまり面倒くさくなく、シンプルで楽な着方で、いかに個性的に自分らしく着物を着るか、無難でなく攻撃的に着物を着てほしいと思っていたら、ヤンママもこちらが考えて居なかったような着物の着方を言ってくるし、最後に羽織やカラフルな道行見せたら、外国人のゲストのように興奮して喜んでいるのでおかしくなりました。

 一回目はボディにウールの着物と付け帯を着せて見てもらい、付け帯の仕組みを説明して、自分でやってもらいましたが、お正月に着るということで、お嬢さんに手伝ってもらいながらなんとかできるのではないかと思っています。うちにある沢山の着物や帯を次々使って、いろんなことを試せるし、今はマスクもファッションになるのでそれも踏まえたカッコイイ着物姿を追求して見ます。

 それにしても、節目節目で出会う素晴らしい方々のサポートで、いろいろなめぐり逢いが出来、何百人もの日本人外国人に着物を着せられるということに感謝しています。