半影月食 Penumbra lunar eclipse

  今日はふたご座の満月で、そして2020年で4回目の半影月食で(一年に四回あるのは極めて特殊だそうです)16時32分に月食開始、18時43分で最大食を迎え、20時53分に月食が終了します。太陽が月を食べる月食や、月が太陽を食べる日食の背後では、巨大なドラゴンが躍動していて、意識の奥深くにグイグイと食い込んでくるような影響力強めなエネルギーが現れるということですが、太陽は精神(スピリット)を象徴し、月は魂(ソウル)を現わし、ふたご座は風のエレメントで時代の方向性を担うシンボリックなサインでもあり、常識を覆す発想をして新しい価値創造をしていく感性が今求められているのです。最近スピリチュアルな方々にお会いすることが多いのですが、スピリチュアリティとはクリエイティビティを呼び覚ますための智慧だそうで、確かにこの所皆さんに新しい発想で着物を着ていただいているし、そして皆さん礼儀正しく品格があって、美意識のある生活をしているので着物を着たいという意欲があるのでしょう。

 娘が調布で日舞のサークルに入っているのですが、普段は男前な彼女も踊りの先生に柔らかい所作やみやびなたたずまいを求められているようで、仕草や美しい生き方を日ごろから心がけなければならないし、着付けの仕方が綺麗だからと言われて、新しい仕事に誘われたこともあって、信頼や高評価というものは一朝一夕にできるものでないし、自分で自覚してより努力するところに成功する秘訣があるのかもしれません。

 この時代の大転換期、もし物理的に独りでいたとしても、魂レベルでは常に何かと繋がっている、魂は決して孤独ではない、独りで居る時でさえもたくさんの愛によって包まれていて、目を閉じて魂の感覚を研ぎ澄ませるとその波動をつかむことが出来、時空を越えた力が自分の内側に流れてくるのを感じるのです。自分ひとりで頑張らなくても与えられたご縁を活かしていけば良いし、孤独から自由になる一番の方法は実際には孤独が存在しないことを悟り、人生の孤独を乗り越えた先には必ず祝福があるし、過去に生きた人たちの純粋な祈りの延長上にある有難い今を私たちは生きていると自覚しなさいと、スピリチュアルカウンセラーのトシさんは言います。

 愛のパワーは時空を越えて奇蹟を創造して行きます。

 今、月食が始まっています。ふたご座に秘められた陰と陽を融合する才能が大胆に発揮されていく時になるそうです。  

  実は私、ふたご座なのです。