ヤモリはクイーンがお好き?

 昼と夜を取り違えることが増えて、夜中に玄関でデイサービスの車を待ち続ける義母のことをケアマネージャーさんと相談した結果、ショートステイの日にちを増やして、後々グループホームに入ることも考えていくことになりました。ただコロナ禍の今、いったん施設に入ってしまうと一時帰宅もできない事もあるので、当分は泊りと通いを混ぜて一週間ずっと行くことにしてみますが、昨日から女学校のアルバムをずっと見て一日を過ごし、毎日食べていたお菓子も食べず、行動パターンが変わってきていると感じています。

 とにかく、今日から二泊三日のショートステイに行って、ほっとして昨日届いたクイーンの映画のサントラ盤をかけながら、月曜日に浴衣の半幅帯を習いに来るヤンママたちのために、帯など用意していたら、突然ロックの音楽とともに、天井からペタッと着物の本の上に何かが落ちてきました。えー!なに!  灰色のヤモリでした。実家は木が多かったので、時々ヤモリが窓ガラスにへばりついて、その吸盤がよく見えて面白かったのですが、「ヤモリは家を守るのだから、そのままにしておきなさい」と言われたのを思い出しました。でもトカゲっぽいし、さわれないし、そのまま柱にくっついてじっとしているので、外にいた電器屋のおじちゃんに聞いたら、そっとしておいてあげなさいよ、家を守るんだからと言われ、そのままクイーンをかけ続けながら見守っていました。

 最近クイーンの映画を何回も見ているので、ロックに合わせて足踏みしたり拍手しているとその振動が伝わるのか、ヤモリ君も居場所を変え、体を丸めて妙な恰好をしています。正直まだ怖いし、少し気味が悪い所もあるのですが、アルバムのラスト付近でどこかへ姿を隠してしまったヤモリ君は、当分ここに住み着くでしょう。あやさんにんぎょう、きみちゃん人形、寛子さん人形と戴いてきて、今度はヤモリ君の登場です。ネットでいろいろ調べて見たら、困難が続く中でヤモリはその家の安全や健康、幸運を守るとあります。これからまたここに居らっしゃる方々を見守ってくれるのであったら有難いことです。

 明日も逢えるかしら。またクイーンをかけて見ましょう。