コロナまでのブログの整理

 つらつら書き連ねているブログをこの辺で一回整理しようと思い、初めからパソコンに打ち直して入れているところですが、2017年から始め、やっと2020年の2月まで、310の整理ができました。多い!でも、いらないものはずいぶん削除したのです。ドイツ人で日本の大学で研究している背の高い綺麗なラウラさんのご両親に、日本旅行の記念に着物をお着せしたのがきっかけで、ラウラさんのフィアンセのロビン君や彼のお父さん、ラウラのお兄さんとも知り合い、楽しい時を夫と共に過ごすことができました。その時から始めたブログなのです。以前から日本人の方の着付けをしていましたが、パソコン教室に通って、いろいろ学んだことを実践するためにブログを作り始めたら面白く、外国人のゲストとのあれこれを一方的に発信するだけの形でやってきました。

 着付けを習ったこと、パソコン教室で一生懸命学んだことがうまく合致して、そして家業を辞めて広いスペースがテナントが決まるまで使えた事も大きく、外国人着付けを頼まれる機会も増え、それからエアビーの体験を始め、猛烈に忙しくなりました。二年余りたって実母の容態と義母の認知症が悪化し、仕事しながら看病し看取ったのが2020年の1月末で、それからじわじわとコロナ感染が広がってくるのです。枝葉はかなり削って、整理しながら打ち込んでいて、310で一段落付けて思うことは、何と強烈な体験を私はしてきたか、そしてこれから先の見えないコロナ感染が襲ってきて、そのさなかでのウクライナ紛争をはじめとするもろもろの諍いが絶え間なく続くのです。何という大渦巻きなのだろう、でもそれまでに外国人のゲストと過ごすという特殊な経験をしていることの中に、沢山の警告や気づきや教えがあったことが、ブログの中に残されているのです。

 覚えていなかったのですが、仏教彫刻を真剣に見て深く考え込んでいたアメリカ人の山岳ガイドの髭もじゃのお兄さんが、私の支離滅裂な柴又の案内やみんなとの仏教トークを黙って聞いていて、同じガイドとして私の情熱的な説明を認めて理解したとレビューに書いてくれ、何というか感無量でした。なりふり構わず必死で考えて言っているのですが、やっぱり日本人より外国人の方が理解してくれている気がします。その時は大所帯で、私は8人のゲストを連れていたのですが、傍にカナダから来た外国人や日本人の女性も私達の会話を聞いていたようで、間違いだらけだったかもしれないけれど、私がやり続けたいのはこういうことだし、考えも気持ちも、どんどん変化していていることは最近強く感じています。

 朝のお線香を上げて仏壇を見上げていたら、何か気配がして、どなたかの命日かとお位牌をずっと見たら、兼三おじいちゃんの祥月命日で、昭和19年の今日亡くなられました。腕のいい職人さんで、お酒が大好きったとか、なぜか息子が慕っていたのです。

 いろんなことがありました。これからもいろんなことがあるでしょう。今日は明日浴衣の着付けを習いに来る方のために準備をします。それが終わったら、コロナ禍に突入してからのブログを、整理していきます。